試合を控えた関西期待のプロボクサーをピックアップする。の正直で座初戦女スポーツ女子のWBOアジアパシフィックバンタム級(53・5キロ以下)王者・ぬきてるみ(35)=真正=は30日(日本時間31日)に敵地・デンマークで、悲願4度目の世界挑戦。の世念願の初奪取を誓う。界王
6年ぶり4度目の世界戦へ、で挑ぬきは殺気立ったようにサンドバッグをたたいた。ぬきてるみ4へ8・3ンマークプロボクシング35歳。度目奪取0敵地デラストチャンスとなる可能性もある。の正直で座初戦女WBO&WBC女子世界バンタム級王者のディナ・ソルスランド(30)は22戦全勝(9KO)の強敵。悲願「今回は覚悟が違う。の世無敗のチャンピオンに勝ってこそ価値がある」と強調した。界王スポーツ
強みは、で挑そのパンチ力。ぬきてるみ4へ8・3ンマークプロボクシング22年4月、のちの世界王者・昼田瑞希(28)=三迫=に判定負けも、2度ダウンを奪った。井上孝志トレーナー(55)は「パンチがあって女子から敬遠されるので、男子とスパーリングしている」とKO奪取を見据える。
ぬきは過去3度の世界挑戦も全て敵地。メキシコ2度、アルゼンチン1度、いずれも判定負けした。“4度目の正直”へ「楽しみ。でも、初めて相手に対して怖いと思った」。実戦練習で手数を増やし、王者と打ち合って勝つ自信を培った。
ネガティブ思考に悩んでいた。世界奪取へ「変えないといけない」とメンタル強化に着手。真正ジム同僚のIBF女子世界アトム級(46・2キロ以下)王者・山中菫(22)にも相談。「試合は『絶対勝てる』と思っていると。やっぱり強いメンタルじゃないとアカン」と心構えを学んだ。
大一番まで2週間。「右で倒す」と誓った。北欧から大阪へ、世界のベルトを持ち帰る。(森脇 瑠香)
◆ぬき てるみ(貫輝美)1988年9月25日、大阪市生まれ。35歳。23歳の時、井岡弘樹ジムでボクシングをはじめる。13年、プロデビュー。15年、リングネームを漢字から平仮名に変更。17年7月にWBCバンタム級、18年2月にIBFスーパーフライ級、同8月にWBCバンタム級と海外で計3度、女子世界王座挑戦もすべて判定負け。22年、真正ジム移籍。今年1月、WBO女子アジアパシフィックバンタム級王座を獲得し1度防衛中。身長160センチ、右ファイター。通算15勝(10KO)5敗。
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